2020.9.13

この1,2ヶ月で観たドラマや映画で良かったものメモ

 

○she

○青の帰り道

○平成物語

○夫のちんぽが入らない

海月姫

クズの本懐

ポンチョに夜明けの風はらませて

○獣道

○君の鳥はうたえる

○半分、青い

夜空はいつでも最高密度の青色だ

○PARKS

ここは退屈迎えに来て

○ホットギミック ガールミーツボーイ

○生きてるだけで、愛

○セトウツミ

○箱入り息子の恋

○愛しのニーナ

○不甲斐ないこの感性を愛してる

○恋のツキ

○スイートプールサイド

○荒ぶる季節の乙女どもよ(現在進行形)

 

ここ数年、古い映画は観ていたけれど、新しい映画やドラマは坂元裕二作品以外はチェックしてなくてほとんど観てなかったから、30分ほどの連ドラでもクオリティが高く見ごたえがあることに驚いている。面白い!

ここには書かないけど、これ以外にも女子中高生たちが見るような恋愛胸キュンドラマもたくさん見漁った。これでは盛りのついたおばさんだな、と思いながらも青春ものはいつまでも好きです、最高だ、青春。

 

特に新発見でいいなあと思ったのは、若い役者さんで言えば清水くるみ、中村蒼石橋静河伊藤沙莉須賀健太桜田通。

 

今まで知らなかっただけで、いい役者さんってたくさんいるのだね。

そして改めて役者はすごい人たちなんだと感心しきり。

上手いも下手もキャリアが若いも関係なく体当たりで演じ切るってすごいや。

 

作品で思った以上に良かったのが「夫のちんぽが入らない」

タイトルからこんなに切なく生々しい内容とは思わなかった。

愛している人と繋がれない。それでも身体以上の結びつきを夫婦という形を変えないまま探していく。

観終わったあと、これが実話だと知りすぐに作者のこだまさんにも興味が湧いて、インタビュー記事などをネットで読み漁り、エッセイ本「ここは、おしまいの地」を購入。一晩で読んだ。

 

どこまでも自己肯定感が低い感じ。近い人にも一定の距離を保ってしまうところ。

思っていることを言えないところ。だからこそ文章を書いているところ。

閉塞感ばかりの募る何もない田舎で育ったこと。

どれも極端だけれども完璧ではない人間性に親近感を覚えた。

 

知らなかった世界が、まだまだたくさんある。

知る前から大したことないと思わず触れてみれば、予想をしていなかった角度から自分の感性を刺激するものに出会えたりする。

 

あと録画していた「セブンルール」の山戸結希監督の回にも心動いた。

地元が隣町だから、あの田舎町独特の雰囲気の中で同じ幼少期を送っていた身として分かることもあった。

そこから何かを生み出したい衝動、そしてそれを実際に次々と叶えている彼女の現在の姿。

 分かると言ってしまったけど、明らかに私とは違う。

才能を伸ばして行動に移し、活躍している彼女が眩しい。応援したい。

 

そう言えば、一週間くらい前に久しぶりに一人でヴィレバンにも行った。

何年ぶりだろう。読書欲も絶賛スパーク中なのだ。

 

昔、新刊が出るたびにワクワクしながら一冊ずつ買い揃えていた魚喃キリコ作品の表紙絵が変わっていた。

新作を次々と発表していた作家たちが総集編、傑作集を出していた。

時代の流れを感じる。

 

変わらずコンスタントに漫画を描き続けるいくえみ綾も、知らない作品を出していたので3冊購入。いくえみ先生は今はおいくつなのだろうか?

私の本棚にはいつだっていくえみ作品が並んでいる。10代の頃も今も。

 

久しぶりにヴィレバンに行ったのは、新しいアンテナにひっかかる作品との出会いを求めていた心もあった。しかし最終的に手に取ったのはいくえみ綾3冊、大橋裕之2冊、蛭子能収「私はバカになりたい」、ちびしかくちゃん2巻。

35歳になった私は、10代のあの頃とほぼ変わらない感性なんだなと悟りましたとさ。

人間、大して成長なんてしないものだね。

 

ドラマももっと観たい。本ももっと読みたい。

取り戻したいよ、研ぎ澄ませたいよ、35歳の自分。