2020.10.5
10年間支払い続けた積立保険が満期になったぞーーーー
イエーーーイ
貯金は苦手だが、目に見える達成感は嬉しいものだ。
独身時代に自分の葬式代にと始めたものだったが、貯まった喜びにいろんな使い道を考えてはニヤニヤしてしまう。
それだけ10年前の自分より、夢が増えているのかもな。
若かりし頃の私は意外と現実的だったね。でもよくやったよ、よくやった。
今日のこと。
幼稚園の降園時、スタッフに呼び止められた。
次女が友達との些細なことで悲しくなり、30分以上泣きわめき、それまで仲良くやっていた友達だけではなく普段は冷静かつ穏やかな目で保育をしてくれているスタッフまでもを困らせ、ついには解決策もないままで「もう好きにしなさい」と突き放されるお手上げ状態だったということ。
ああ。よく分かります。
家でも困っているんです。
ついに園でも本領発揮なのか。。
彼女は一度感情がショックを受けると、その感情を消化するまでにとても長い時間を必要とする。どんな言葉も耳に入らない。
大丈夫だよ、もういいんだよ、誰も怒ってないよ、
そんな言葉は逆効果。そんなことはどうでもいい。
「いやだ!」
と思ってしまったことを消化するには泣き続け、心にある感情を全て出し切るしか方法がないのだ。
「きっかけは○○ちゃんの言葉が少し怖い言い方になってしまった、という些細なことだったんですけど。」とスタッフは言った。
○○ちゃんは次女が大好きなお友達だ。スタッフもよく知っている。
「大好きなお友達と楽しく遊んでいたのに、些細なことで○○ちゃんを許せなくなって泣き続けて周りのお友達も困って、楽しく遊べなくなってしまって。色んな子が"もういいじゃん"って仲裁に入るんだけれど、その声も届かなくて。どうしてそうなっちゃうんだろう。」
大好きな友達だからこそ、強いショックを受けたんだと思う。
「許せない」とかじゃなくて、「いやだ」「悲しい」というシンプルな感情だけだったような気がする。
ちょっとの言葉の違いだけれど、彼女の感情に「許せない」という気持ちを感じ取ったことはニュアンスが違うのでは?と思ってしまった私の心はとても狭い。
けれど、この子はただただ感情にまっすぐなだけなんだということを、6年間近くで見てきた私はよく知っていたから伝えたかった。
「次女ちゃんは、何度も同じ話をいつも初めて話すかのようなテンションで話したり、昔のことをよく覚えていてそれに伴う感情もついさっきのことのようにすぐに思い出したり、少し記憶の回路が人とは違うのかもしれないですね。」
ああ、よく見てくださっている。これはその通り。
そうなんです。
彼女の中で思い出と感情が占める割合がとても高い。
うっとりと思い出を噛みしめて生きているような時もあれば、数年前のショックな出来事をついさっきのことのように思い出して大泣きすることもある。
そうかと思えば100%の感情だけでまっすぐぶつかっていく。
正直、私はいつも受け止めるのは面倒で、「しつこい〜」「くどい〜」とすぐに嘆く。
それでもめげずにまっすぐぶつかっていく彼女は愛しくて面白い。
あなたはいったいどこに行くのだろう?